ベトナム縦断、回想録②
この日は夕方にフエの街に向けてバスで移動する予定なので、時間が許す限りハノイの街を散策する計画でした。
ホーチミン廟
最初にホーチミン廟に向かいます。
宿から歩いて40分でした。
ホーチミンの遺体が展示されている場所です。
見学することができますが、厳粛な場所に感じました。
カメラや飲み物、手荷物などは預ける必要がありました。
こういう場所は日本には、中々ないですね。
再び次の目的地に向かって歩いていきます。
街並みにヨーロッパ風な建物が多いのは、かつてのベトナムがフランスの植民地だった歴史の面影が垣間見えます。
ホアンキエム湖の周りを一周してみたり。
なにやら有名な大聖堂があったりします。
ここまで歩き続けで、そろそろ休憩かなと考えていると、今度はおばちゃんがお店の入り口でココナッツをぶった切っているところに遭遇しました。
そのままエアコンの効いた店内へとスィーっと引き寄せられまして。
しばしのココナッツ休憩でした。
ホアロー収容所
ベトナム戦争中に捕虜収容所として使われた場所で、今は博物館になっています。
中の捕虜の人形がまたリアルなもので、不気味さが増していました。
独房の捕虜。
めっちゃリアル。
しかも寒気もする場所。
ギロチンも展示されていました。
ここに来るまで忘れていましたが、ベトナム戦争があったこと。
縦断中に何箇所かベトナム戦争に関する博物館に訪れることになります。
改めて今の日本は平和であると思い知らされます。
バスで次の街へ
そろそろバスの出発時間が迫ってきたので、ピックアップ場所に移動します。
バスチケットを購入したシンツーリストの店舗ではなく、近くの他の店舗で待つようにとのことでした。
バスを待っていると、同じようにバックパックを背負って移動されてる日本人カップルがいて、少し情報交換をしてみたり、中国人グループとなぜか盛り上がったり、わちゃわちゃしているとバスの出発時刻となりました。
このハノイから次のフエまでは13時間のバス移動です。
途中、トイレ休憩や食事休憩が数回あるそうですが、いつ・なんどき・どれくらいあるかも分からず、バスに乗る直前まで飲んで食べては基本的に避けて、トイレは事前にしっかり済ませて、非常食を車内に持ち込んで長時間を乗り切る作戦でした。
バスの車内は3列のオール2段ベッドです。ただしフルフラットではなく、150°くらいのリクライニングシートでした。
日本にはない中々なカオス。
とは言え、寝ている分にはあまり問題ない寝心地でした。
ここから13時間。
仮死状態になってひたすら寝ていきます。
つづく。
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